話題の東南海地震を歴史の三陸沖地震で予想すると、50年後 !!
- 2019.04.13 Saturday
- 16:07
JUGEMテーマ:地震・宏観異常・危惧・経過 テーマ名、一時変更、4/15
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南海トラフ・東南海地震に至る経緯を三陸沖地震等で予想してみた
〜次の東南海地震は、総合的に勘案し解った。相当なひと世代後だったと推測・・
昭和東南海地震を予測した研究者と、その解析の背景と危機感
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=732
関東・南海トラフなどの巨大地震を、過去・周辺の地震から推測
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=667
南海トラフで、周辺で地震が増加と騒ぐような状況だが、週刊誌らを通して東南海地震をもてあそぶような気配も有る。そもそもが、東南海地震は紀伊半島沖のフィリピンプレートで断層を引き起こすものらしい。それから、東南海地震は150年から200年周期説も有るといわれるようにもなった。どう判断すればいいのか・・
関東・南海トラフなどの巨大地震を、過去・周辺の地震から推測する
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=667
〜自身の地震解釈で、東南海地震は当面は無い・・
自身の投稿も、上記では、よく見る人も出てたようだ。だが、今年の冬季には、東南海地震のような兆候は無かった。よく東日本大震災を、「貞観地震」にたとえて、換算するひともいる様だが、あってるようで安直な偏向した解釈だと思う。
南海トラフにばかり偏り議論を起こしたがるのは、他の地域にも研究が進まない学術界の汚点でもある。その南海トラフ危機論という中で、あまり曖昧な予測体制では、社会も困るだろう。さりげなく、次の大地震の時期を予想してみる。。
150年程度の周期を持つ東南海地震は、西日本の地表における地震などはフィリピンプレートに影響も少ないだろう。また沖縄・台湾などの地震である八重山地震・喜界島地震などが、直ちに東南海地震に影響したとも思えない。まあ、その内鹿児島南方の地震は、暇が有れば調べてみたい。
そもそも東南海地震は、東の太平洋プレートの影響が強いと考えている。まして、伊勢・若狭湾のラインで、深さ600kmもの深発地震を引き起こす。そこで、富士山支点の東京らの浅い地震は除き、東北太平洋沖の地震で東南海地震を見てみる。
なお、歴史上の東北太平洋沖の地震は、M8の大きめなものを抜き出した。
・1944年12月 昭和東南海地震 - Mj7.9
1933年03月 昭和三陸地震 - Mj8.1
1896年06月 明治三陸地震) - M8.2 - 8.5
・1854年12月 安政東海地震 - M8.4
1843年04月 天保十勝沖地震 - M7.5 - 8.0
1793年02月 寛政地震 - M8.0 - 8.4 (連動型宮城県沖地震)
・1707年10月 宝永地震 - M8.4 - 8.6 (南海トラフ全域が震源域)
1677年04月 延宝八戸沖地震 - M7 1/4 - 8.0
1611年12月 慶長三陸地震 - M8.1
なんと、東南海地震前には、東北太平洋沖で2回の巨大地震が発生してた。まして、直近は10年前、その前は50年から60年前らしい。たまたま原点に戻り、単純な分析で傾向が出るとは・・4/23追記
(宝永地震前の17世紀は太陽活動が低下した時期で、中国大陸ではM8が頻発した変な時期)※
その50年から60年前というのは、15世紀の明応地震にも言える。ただ、江戸以前は東北など地震の年表が少ないから10年前と言うのは、参考にならないか。
また、1605年慶長地震は、震央が東南海地震であるか曖昧なため、のぞく。
・1498年09月 明応地震 - M8.2 - 8.4 (東海道沖の巨大地震)
1454年12月 享徳地震 - Mw >8.4 奥州海岸に大津波
東北太平洋沖で2回の大地震が発生していることは、北海道や千島も相当に地震の活動期であったろう。記録の行き届いた昭和東南海地震前で見ると、千島を中心に地震が並行して発生している。まあ、以前に調べた時も昭和三陸地震まえには、北海道北部で深発地震も大きく多かった。最近でも、中部沖の深部の地震等は、周辺や太平洋らの中規模以上の地震に比例して発生しており、深発地震の増加は何かの異変でもあるだろう。
・1944年12月 昭和東南海地震 - Mj7.9
1933年03月 昭和三陸地震 - Mj8.1
1918年09月 択捉島沖地震 - M8
1896年06月 明治三陸地震) - M8.2 - 8.5
1894年03月 根室半島沖地震 - M7.9 - 8.2
また、東の太平洋プレートは同時に、フィリピンプレートも押してる訳で、相対的に小笠原の深発地震や西日本の地表地震も引き起こす。総合的に整理してみれば、その東の太平洋プレートでは千島の大地震が繰り返し発生し、約40年周期で巨大な宮城沖・三陸沖地震が発生し、同時に若狭湾沖らの深発地震も並行して起きてたと見ていい。
( 若狭湾沖らのM7手前の深発地震は、10年後に紀伊半島沖の地震を何度も起こしている )
そこに、忘れてならないのは、東南海地震と共に発生する北海道駒ヶ岳の噴火だ。
東南海・南海地震を振り返り、火山噴火と比較・・雑談として
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=665
〜偶然とは言っても不可解な火山噴火と地震。 しかし、北海道駒ヶ岳の噴火は恐るべし・・
ときどき、北海道駒ヶ岳の火山の地震計をNIEDの VIVA2でみるが、やはり千島に過剰に反応しやすい傾向も有った。
やはり、東南海地震と千島の地震と北海道駒ヶ岳の噴火は、関係があると推測する。まして、北海道駒ヶ岳の火山や千島の火山は落ち着いており、とても数年後に活動があるとは思えないが・・
結果として、異常な時期の宝永地震をのぞいて、東北太平洋沖の地震の50年〜60年後に東南海地震があると見ていいのか? だとすれば、次の東南海地震は、50年後くらいと言える ?・・
・発見した・・ ここ数年なければ、マジに約50年後。でも、早まる根拠もない・・
−備考−
現在のトラフ騒ぎも、今後50年もするのか。今東海地震の予知事例を、多数の県に巻き込むのかと・・ まあ、実際は時間があると言う事で、予算と対策強化も可能です。
( なお、津波のない日高沿岸沖などは、明治以前に記録も少ないから解析に入れてない )
※−宝永地震前の17世紀は太陽活動が低下した時期で、中国大陸ではM8が頻発した変な時期
火山噴火も北海道・千島?では、異常な時期である。 参考:Mt−津波マグニチュード
・1741年08月 寛保津波- M6.9(Mt8.4) 渡島大島寛保岳の大噴火・山体崩壊?
・1739年07月 樽前山が火山カルデラを形成する大噴火。火山爆発指数:VEI5
・1707年10月 宝永地震 - M8.4 - 8.6 (南海トラフ全域が震源域)
・1694年08月 北海道駒ヶ岳で大噴火。火山爆発指数:VEI4
・1667年09月 樽前山で大規模なマグマ噴火。火山爆発指数:VEI5
・1663年08月 文献記録に残る有珠山最大の噴火。火山爆発指数:VEI5
・1640年07月 北海道駒ヶ岳が噴火で大規模な山体崩壊。火山爆発指数:VEI5