草津白根山噴火、2018年も世界で続々と火山噴火
- 2018.01.24 Wednesday
- 10:33
JUGEMテーマ:火山
草津白根山噴火、2018年も世界で続々と火山噴火
〜なんとスキー場の脇で火山噴火、想定外とは情けない
那須山から日光、そして浅間山までの火山群とプレートに学識の無さが露出
まさに、忘れた頃にやってくる災害。東日本大震災も忘れ去られる頃、霧島連山えびの高原や新燃岳の活動やも危ぶまれた、その中、草津白根山系の本白根山が1月23日10時頃噴火した。また、今回は日頃から訓練活動していた自衛隊にも、犠牲者を出してしまった。
まさに、残念な結果となり、お悔やみ申し上げます。
−東日本大震災からの目立つ火山活動( 頻繁な桜島火山は除く )
〜火山噴火の歴史 −Wiki というページもある
2011年 新燃岳噴火
− 2011年 東日本大震災 −
2013年 小笠原諸島の西之島噴火 −本格的な大きな活動
2014年 御嶽山噴火
2015年 口永良部島噴火 −本格的な大きな活動
2015年 浅間山小爆発
箱根山大涌谷小爆発
阿蘇山噴火
− 2016年 熊本地震 −
2016年 阿蘇山噴火
2017年 新燃岳噴火
【草津白根山噴火】気象庁、噴火速報出せず 御嶽山噴火で導入
http://www.sankei.com/affairs/news/180123/afr1801230052-n1.html
2018.1.23 産経
〜観測は、御嶽山噴火から観測強化も、白根山湯釜だけだった
見直されなかった火山の体系学と水蒸気爆発の甘い認識
草津白根山の今後は? 専門家「今回レベルの噴火は起こり得る」
https://grapee.jp/446869
2018年1月23日 grapee
− 上記、grapeeから草津白根山の姿 − 個人的に富士・箱根系と別系統の火山帯と推測
ネットで地図見ても、火口らしきところは、日本でも本白根山以外にもあるけど
ただ、大爆発を引き起こす物質は、列島では古代に大分減ったと見るべき
上側は 万座温泉(長野市方向)、下ると 草津温泉。左(南方向)に40km行くと 浅間山・軽井沢
−産総研から関東のプレート 関東直下の新しいプレート構造の提案 枠追加
群馬・栃木北部は、日本列島へ太平洋プレートが沈み込んで出来た特異な活火山や山岳地帯
一部見解では、糸魚川静岡構造線より東部は「北米プレート」、御嶽山・中央アルプスは西端
周辺では小さな地震も 23日02時58分頃 長野県北部 M2.8 震度1
23日04時42分頃 群馬県南部 M2.8 震度2 ・最近は珍しい
23日18:31には、アラスカでM7.9の地震もあった。地震波が地球一周 ?
− 火山活動連続観測網VIVA2 北海道樽前山から見る太平洋プレートの影響 −
ついでで、自身が、いつも参考にする太平洋プレートの強さと震動状況、
東北や関東等の火山で見ると、グラフ表示が抑えられる傾向
1/23は、いつもより強めで傾斜計も震動あり、大きい地震程でないが
そこに、フィリピンでも大きな火山マヨン山の活動も報道されている。この頃では、「危険な噴火」の現れでないかと騒がれる程だ。マヨン山を見てみると、実は富士山型のようである。投稿でも、「はじめ人間ギャートルズに出てくる火山」と言われるくらい古代型の火山のようだ。
比マヨン山から巨大な雲、「危険な噴火」警戒し4万人超避難
http://www.afpbb.com/articles/-/3159539
2018年1月23日 AFP
動画:マヨン山の噴火、溶岩や灰噴き出す映像 フィリピン
http://www.afpbb.com/articles/-/3159662?cx_recommend=cx_top&cx_position=5#cxrecs_s
2018年1月23日 AFP
− 上記、Wikiからマヨン山の姿 −
マヨン山のみならず、富士山型火山で気になるのは、山体崩壊の災害だ。歴史上や近代でも日本では特に、その山頂崩落の災害が発生している。
−富士山型火山(成層火山)の山体崩壊− Wiki「山体崩壊」より
紀元前466年 鳥海山の噴火による崩壊
1640年 北海道駒ケ岳の噴火に伴う崩壊
1741年 渡島大島の噴火に伴う崩壊
1792年 島原半島眉山の崩壊(後述、島原大変肥後迷惑も参照)
1888年 磐梯山の噴火に伴う崩壊
1815年 タンボラ山・1883年 クラカタウ・1980年 セント・ヘレンズ山
ここで、注意したい山体崩壊は、地下のマグマ量も有るだろう。しかし、東日本大震災や熊本地震で見られた想像を超える余震の数々の影響だ。地震後の土砂崩壊や道路崩壊は、顕著な件数と規模を見せた。
地震後も忘れてはならない土砂崩壊、続々と海外でも・・ 2017.05.02
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=533
ただ、マヨン山付近の最近の地震をUSGSで検索すると、それ程でなかった。それも、太平洋プレートでないフィリピンプレートのせいなんだろう。
しかし、日本列島は、日本型地震や地質の特性上、過去に山体崩壊が多いことから注意は必要だ。まして、膨大な余震からくる地表の土砂崩れや火山の山体崩壊以外に、今回に見られる本白根山噴火のような火口の広範囲化が起きることも。
かつて北海道の有珠山周辺から昭和新山が出来、2000年の噴火では山麓の観光ホテル付近でマグマまで噴出した過去も有る。火山の火口は一つと錯覚するだけでなく、軟弱な地質や分散する温泉の傾向も理解すべきだろう。
これからは、火山のいろいろなタイプも理解すべきで、監視と対処も必要ということだ。そこには、地方独自の観測や情報収集体制がいる。今回の草津白根山は、東大が手薄なのか東工大が旧火口の湯釜付近だけを観測してたと言う。もう、その体制は地元の観測とは言えないのかもしれない。
実は、熊本の地震や火山の観測も、京大と福岡の大学での研究が主流となった。そこから、地元の観測や研究が手薄になり、古文書の解析や危機意識が進んでなかった。
そこに、地震も権威の東大が東海地震に偏向し、半世紀も経ったいま、何事かのように観測体制は南海トラフらしい。そこに、最近明らかになった憲法学などの東大権威主義。権威で、地震学や火山学が偏向され、大都会の大学に研究費と学会が集中されたということだろう。
ただ、歴史の考古学でさえ、地質学や物理学・工学の研究者が参加しないと検証も出来ないと言う。東大を中心にした火山・地震学も、歴史学のように現場を離れ書籍や論文に依存する権威の座学になったのかも。
まして、中央集中の気象庁が首都圏の権威だけ主張する大学に依存しすぎて、数々の大災害の弊害だった。ノーベル賞からも遠ざかる東大と京大の妄想と捏造の学識は、もう国民に役立つ思想に変化しないといけない。
自身は、2015年の(鹿児島)薩摩半島西方沖地震M7クラスから、西日本の地震危機を感じた。対して、中央では一現象としか統計されず。それは、活かされることがなく、不幸にも同じ中央構造線上の熊本で大地震が発生。そして、その熊本地震は予想をはるかに超した余震を記録したと言う。
そこには、無役の人が多い省庁と記録型の災害学と閉鎖的な学術部門。もう私は、現状は特に気象庁とか東大とか、名前を聞くだけで嫌気を感じる。
もうこれからは、災害が予想される火山・地震、そして災害対策も、中央から地方回帰の観測と学術に移行すべきだろう。
どうしてか? 危機感のレベル向上と反映が成されるから。
< 追記 2/3 −今年1月の世界の火山大噴火− >
Hazard Lab から
この世の終わりか?フエゴ山巨大爆発!噴煙6500m グアテマラ(動画) −02月02日
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23654.html
ポポカテペトル山で爆発あいつぐ!噴煙上昇3000m メキシコ(動画) −01月31日
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23632.html
バリ島アグン山が大爆発!噴煙の高さ2500m 灰混じりの降雨(動画)−01月12日
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23399.html
カムチャツカ2大火山があいついで爆発!シベルチ山から噴煙1万5000m −01月10日
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23365.html
史上初!パプアニューギニアの島が爆発的噴火 500人が緊急脱出 −01月07日
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23346.html
2018年、来年は冷害?、世界で火山活発と異常気象
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=543