明治期、田舎は経済を支える都、女性は社会の大黒柱

  • 2016.07.27 Wednesday
  • 19:45

JUGEMテーマ:農業

 

       明治期、田舎は経済を支える都、女性は社会の大黒柱

         〜米作と、女性が支えた日本近代の養蚕と絹産業と輸出

 

現在、田園では米を主流とした産業経済。これは、江戸時代が終わるころの、突如米作りが先進性が生み出した遺産。以前に米の品種改良が進んだことを投稿した。

 

   明治に開花した、米の品種発明−庄内を中心とした東日本編
    http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=272

 

この時期、農業技術と米品種の水平展開で、未曾有の全国的な情報交換が行わる。そして、政府主導で展覧会も実施。農業貢献者の表彰も進む。大規模な官営牧場や企業による農業経営も行われた。三菱の創始者らが創立した「小岩井農場」も、その一環だ。

 

現在、農家の冬季等の閑散期は畜産や野菜作りだろうか。ただ、明治期は多少違っていたのである。

 

当時から、冬季などの閑散期も副業が見られ、鯉の養殖をするものまでいる。只、全般的に明治期、養蚕業が隆盛を向かえる。そういえば、コシヒカリを生んだ親ともいえる「 愛国 」と言う品種。それは当時、宮城の養蚕業農家が、その仲間である伊豆の農家から取り寄せて、新種の米から改良されたものであった。米と養蚕業の成長は、当時の切磋琢磨する農家とその交流なしには、語れないかもしれない。

 

桑を収穫し蚕を生産する。始めは、絹の生産と輸出で国家を潤した。更に外国人の指導もあり織機で布地生産も始めた。世界遺産にもなった富岡製糸場は、その走りであろう。それだけの裾野の農家が有ったと言うことだ。

 

実は、この養蚕業は、その生産技術では世界有数の技術の蓄積があるのである。欧州でも、養蚕業は同時に繁栄したが伝染病で全滅、日本の蚕種が緊急輸出されたこともある。そして、日本の明治期では、工業が未熟ながら絹製品関連は、要の輸出品で国家を支えたのである。戦後は衰退したが、最近バイオなどの応用も考えられ、静かなブームではなかろうか。

 

  群馬県 - 群馬生まれの蚕と桑品種
    http://www.pref.gunma.jp/06/f2210012.html

      〜明治期、米穀以上に取り組まれた養蚕の実績

 

その養蚕業、生産地は「wiki」によると、


「 日本の養蚕業の主産地として、南東北、北関東、甲信地方、南九州などがあげられる。繭の集散地として栄えた福島県梁川町、長野県上田市、京都府綾部市は蚕都と、東京都八王子市は桑都と呼ばれた。 」

 

ここに、おもしろい記事が有った。

 

  伊達地方の養蚕業 - 福島県伊達市ホームページ(福島県)
   http://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/87/1144.html
   〜「男は皆農桑を業とす、女は養蚕製糸綿を業とし且つ農事を助く」
     「
娘3人持てば蔵がたつ」と言われるほど女性の働きは大きい

   蚕の作る糸は人間の皮膚に近いたんぱく質でできていることから、
   現在、化粧品や医療用の縫合糸に利用され、さらに人工皮膚・人工血管への研究

 

何と、娘が生まれと大喜びなのである。なんか、伊勢・志摩の海女のような話。だから、明治期の農家の女性は、田舎で大活躍していたのである。その製品が、国家の重要な輸出品であるわけだ。

 

富岡製糸場に係った渋沢栄一公は、埼玉であるが北関東は、養蚕業のメッカ。なかには、粗悪品の絹も出まわり、業界で改善に取組み貿易品の品質を維持したようでもある。また富岡製糸場の技術を取得した女工さんが、全国の指導員として貢献するのも興味深い。なんせ、細かい仕事と正確さは、女性にしかできない作業であぅただろう。

 

東北では、あの上杉鷹山公も、養蚕業に取り組むほどの時代。その歴史に係る記事もある。

 

  資料(かかあ天下-ぐんまの絹物語-)  −群馬県ー富岡製糸場と絹産業遺産群
    http://worldheritage.pref.gunma.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/e85cf2fe2224ccc1d260d2739cb5fdd01.pdf

 

  群馬県蚕糸業の足跡 | 群馬県立日本絹の里
    http://www.nippon-kinunosato.or.jp/kannai/kannai01/

 

また当時の、産業の構造等についても詳細な背景も記述された記事。

 

「水窪民俗資料館」で見る養蚕の歴史  −天竜川・杣人の会
   http://www.somabito.org/hokuen/2010/11/post-4770.html

 

<追記 2018/07>

  蚕糸王国うた紀行  世界へ〈1〉蚕飼いの業 〜自信と誇りを高らかに歌う〜
    http://weekly-nagano.main.jp/2016/12/0011.html  −週刊長野記事アーカイブ

 

まあ、大正時代まで繁栄を極めた養蚕業。農村だけの一大産業を垣間見ることができる。現在、何気なく一産業とみるべきでなく、米作りと共に国家の礎であった。
一度は、良く知識を深めることも必要だろう。

 

  世界のシルク(蚕糸絹業)は成長産業
    http://money.minkabu.jp/45988
    2014年8月1日 みんなの株式
    〜今でも、驚きの成長分野、シルク産業
 

 

今、都知事選挙で振る舞う男社会の都議会。「今度は、女性でもいいんじゃない」と小池氏。現代何を勘違いしたのか、時代錯誤の男性寄りの政治だと言えよう。でも、世の半分は女性、歴史と共に認識を新たにすべきだろう。
なんせ、明治期、社会と国家を支えた女性。現在も女性を活かさなくて繁栄はない。

 

ただ、その中に鳥越候補の女性性問題を擁護する女性議員もいるとか。現在、文系を卒業し社会に進出する女性。生産性も少ないわけで、日本を代表するという意識も低下。女性の敵は女性ともいえる。賛美されない労働生産制の無い都会の女性も出て来たのだろうか。都会の女性は、性悪で経済の生産性には不向きかも。


世の中、働き者の女性で成り立っていた時代もあることを思い出すべきだろう。
また田舎は、都会よりも無限の可能性があるということ。新たな産業を・・


  東北の新規就農者8%増 14年度、農業法人に若者就職
    http://www.nikkei.com/article/DGXLZO93630870U5A101C1L01000/
    2015/11/5 日経

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