ノーベル平和賞より偉大、アフガン農民の砂漠緑化と農業事業

  • 2015.10.16 Friday
  • 23:01
#ノーベル平和賞,#ノルウェー,#二宮尊徳,#アフガニスタン,#中村医師,#PMS,#ペシャワールの会,#JICA,#植林,
#農業復興,#砂漠の緑化,#難民,#地球温暖化,#土地改良,#日本式治水,#横浜市立大学,木原生物学研究所,
#小麦,#品種改良,#水害,#旱魃,#ガンベリ砂漠,#緑の大地計画,#人道的な支援,#灌漑,
#アフガニスタン、石だらけの用水路と貯水池、望んだ水と浸透飲料水も,

 

 

  ノーベル平和賞より偉大、アフガン農民の砂漠緑化と農業事業 

   #副題:欧米は軍事で支援し世界を荒廃、日本は農業の知恵で世界に平和貢献,

 

         ノーベル平和賞より偉大、アフガン農民の砂漠緑化と農業事業−変遷編
           http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=253
         平和思考もいいが、ガンダーラ美術と浄土思想も崩壊した乱世
          
http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=265
         植物版ノアの箱舟開封も、紛争で止まない農業破壊
            http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=248

              アフガン東部の農業復興を見ると、社会には自然と生きる地方の精神が必要
                http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=670
                〜水路の間伐材は燃料という天の恵み、薪で黒糖の生産で自給自足へ

 

              アフガン乾燥地で水利施設・農村の復興モデルを達成した中村医師に哀悼の意
                http://kitanosumibit.jugem.jp/?eid=738



先日、2015年ノーベル平和賞がチュニジアの民主活動団体に贈られたという。ただ、この平和賞はスウェーデンでなくノルウェーが決めているらしい。しかし、欧米のいう民主主義が平和活動なのだろうか。

平和とは、生活が安全に営めることが最重要だろう。二宮尊徳公の教えのように、生活(労働)で経済活動を向上させ社会貢献することが富を生み社会を富ます。民主主義の前に安心して働ける社会が必要である。その人たちが政権をとっても、並行した経済システムが出来ていないと、意味を持たない。

だから、平和と言う賞ほど勝手な解釈が横行するようにも思える。ノルウェーは、初代国連事務総長をだした国で、現在も世界で調停など国際貢献を活発化させている。ただこの平和賞ほど、滑稽なものは無い状況だ。

本当に、ノーベル賞では、平和賞と経済学賞ほど、評価しずらいものは無いといえる。これらは、マルクス経済学のような無機質さを感じざるを得ない。

平和と言えば、労働と安全、そして経済。でも未だ成しえないのが、イラクとアフガンであろうか。経済を復興させないから国民も血みどろだ。まして、公平な労働環境と労働産業構築もしないから、さらに政治も国土も疲弊する。アフガンなど元来の農業も破壊されたから、富の蓄積もままならないようだ。

しかし、今年にアフガンにおける基本産業である農業の支援で、日本の民間支援事業が世界から絶賛されるほどの注目をあびた。そう、農業振興のみならず、砂漠を緑化したと言うのだ。


【朗報】アフガニスタンの砂漠が日本の支援で緑あふれる大自然に生まれ変わって世界中が絶賛!!!
   http://netgeek.biz/archives/45198
   2015年8月5日 netgeek

    〜 # アフガン人も驚愕、魔法だ、そこいらじゅうの岩と石が、緑と用水路に変身,

  日本式治水砂漠を緑化

    http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO004149/20131012-OYT8T00077.html
    2013年10月12日 読売新聞

日本人の中村医師が率いるペシャワール会のPMSという民間支援団体だ。2008年に伊藤氏が犠牲になった政情不安地で延々と活動し、水利施設構築で砂漠を緑化し
ガンベリの試験農場を成功させ、河川、水利施設整備工事を通して周辺の農業を支えてるということだ。なんと15万人の難民を戻し、現在まで延べ地元民100万人相当で工事を行い、約100万本の植樹に到達するような水路の植樹活動もしている。

今では地元民から「神がPMSを遣わした」と言わしめることとなったのだ。

 



アフガン東部での活動は PMSのみとなる今、現地政府も実績を認めざるを得ないという。これこそ、ノーベル平和賞に値する事業と言えよう。

ペシャワール会−会報特別報告、中村医師の報告

    ・用水路第一期13キロが完成 2007年08月10日
     マルワリード用水路がもたらす浸透水で、想像以上の農地拡大の実績

     〜4年経た「上流マルワリード用水路図」

     http://www.peshawar-pms.com/acts/inochi/inochi-r123.html

 

   ・マルワリード用水路全体図あり、マルワリード取水口と斜め堰全体写真あり

     http://www.peshawar-pms.com/kaiho/gogai2%20nakamura.htm
     ペシャワール会報:特別号報告ー灌漑用水路完成間近  2009年05月27日
     ここにこそ動かぬ平和がある −用水路は現地活動25年の記念碑

 

  ・冬の河川工事収束へ   2015年3月13日    〜尚、現在も続いている

     http://www.peshawar-pms.com/site/20150313_index.html
   新シギ堰、3月17日に竣工、流域全体で小麦の大豊作

     〜カブール政府側からの訪問増加 

 

●活動半径がよく解らないから、その地域の資料を借用。

 

活動場所−ナンガルハール州北部地域クナール河周辺

  中央左奥のカブール河南部がジャラーラーバード市街。首都カブールは、100km程西方。

 

当初は、ダラニエール渓谷で活動開始。井戸の活動に始まり、下記PMS試験農場開拓とクナール川の取水堰(赤印)に取組む。ガンベリ砂漠とシャイワ郡では荒地砂漠を農地に、又シャイワの沼地大被害地に排水路整備で、大部分が小麦農地に復活。水復活の噂で難民も戻り村落まで大移動。

 

  【会報121号(2014年10月1日発行)   アフガン東部の干ばつの現状と対策 】
   −アフガニスタン東部の乾燥化地域と、回復した周辺農地の変遷
   http://www.peshawar-pms.com/kaiho/121nakamura.html  回復地図・沈殿池の概要説明あり



 

このPMSの事業を見ると
・試験農場での開拓の人材採用と育成、地場農業の研究と試行
・地域の代表として政府との河川改良の交渉( &科学的見地なアセスメント - 追記 ) 
・周辺村落同士の農業を巡る諍いの仲介と工事など取りまとめ

・地球温暖化による豪雨河川被害の応急修理
・日本式農業の治水技術応用と現地での適正化
   河川と水利施設における治水研究と土木産業の構築
   土質の活性化、菜種や豆科植物での緑肥・たい肥の追求
   森林と植物の応用、資源化

  ( 定住してる強み : 工事後に塩害らの大きな問題を出さない気候・地質・河川データ蓄積 ) 追記

実績後、護岸や水利の科学的考察・設計・施工 ( 地域に残った唯一の治水・土木団体として ) 追記
などが、あるようだ。

また、村落単位や長老と根気よく交渉し妥協に持ち込む。移転や共用施設の設置などで、土地の買取り等せず、話し合いで解決し、金銭の仲介をしないのも長年続く秘訣のようだ。復興と生きる為に地元民の工事であることも重要だ。更に工事で、中抜きされず、生活の糧(労賃)が支給されることで、安定し継続される復興事業となる。

砂漠の緑化以外にも、既存農地の問題を発見し水利事業で改善などもしている。また、果樹園にも豆も取れる植物を並行して植え、土壌活性化と畜産物飼料を両立すると言う結果もあるという。現在では、自給自足以上の効果を達成。周辺の自立した産業になりうるという状況のようである。中村医師も自分でユンボを操作するなど知られているが、既に70歳になりつつあり、これからは、後輩の育成と活躍が徐々に期待されるだろう。

 

 


ただ中村医師は戦争嫌いで日本の政権や政府批判が先行するが、河川整備などJICAとの共同事業も有り、今後は経営も自立させ、現地の政府と連携したことが望まれよう。まして、地域をまとめだすと政治力も必要になる。まだ新興国の倫理が確立されなければ国家の援助や軍事も必要だ。援助している地域では、銃をもって警護もしている。補助金や寄付、援助で暮らすものが、気安く政治批判などすることもお勧めできない気もする。

最近異常気象での旱魃や河川被害がある中、軌道に乗ったことで長年の寄付や援助に頼る状況から、地域の経済システム構築や水利土木事業の産業化を定着させることも必要だ。そして、現代の二宮尊徳として、確固たる報徳思想を根付かせるべきだろう。現地の国家による自立から投資産業に育成することで、昔のような小麦大国、果樹大国に復興していく。

いま、自然の厳しい農業地は、河川や農地を絶えず整備しないと維持していいけない。現代は、科学の力、農業には長年の知恵があり、自然の保護と農業の継続に大きな力を発揮する。そして森林という自然資産や大きな収穫の資産を作り出す、農業は再度注目される産業だろう。

  アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く  −映像 YouTubeから
    https://www.youtube.com/watch?v=y2Du_SLRhhI&feature=youtu.be
    2012/09/20 日本電波ニュース社

 



そういえば、アフガンでは、別の日本の支援も進んでいるようだ。荒廃した農業資産と農地の回復に、日本の大学が支援を行っているという。


中村医師が活躍した地域は、アフガン東部のクナール河というやや水資源が確保できる地域であったが、豊富に水がない処でも育つ旧来の小麦品種から更に改良しようということらしい。戦争で絶滅した品種が、日本のかつての学術部門に残され、品種改良も可能と言うのは、今世界に日本の得意な品種改良の貢献が望まれているということだろう。

まして、日本の農業技術や治水技術が砂漠に適応したのである。世界が諦めていた現状で、これからの世界で荒廃した土地の研究が進むのかもしれない。
日本発の世界を明るく平和にする農業の兆しである。

  アフガニスタン "小麦の復活"に希望託して
    ー古来アフガン小麦の種子が横浜市立大学 木原生物学研究所で保存されてた

    https://www.youtube.com/watch?v=RRyWedR_YX4
    2012/11/06 YouTube   現在は動画は無い

  横浜市立大学 木原生物学研究所
   −持続的食糧生産のためのコムギ育種素材開発プロジェクト
   アフガニスタン国際復興支援に向けた人材育成とコムギ遺伝資源の里帰り計画

    http://pgsource.sci.yokohama-cu.ac.jp/project_overview_jp.html

 

追記  2020/05

  アフガン在来小麦 品種改良し“里帰り” 横浜市大・木原生物学研究所
    http://www.kanaloco.jp/article/71507
    2015/05/11 カナコロ

>事業では派生的な成果も生まれた。1999年にアフリカのウガンダで新型の小麦さび病菌が発生したが、既存の小麦の約9割には抵抗性がない
>そこで病気に強い32系統をケニアで栽培すると、7系統が抵抗性を持っていることが分かった。遺伝的な多様性を持つアフガニスタン在来小麦は、世界を救う潜在力を持っていた
>日本の科学技術と援助相手国との共同研究によって、世界的な問題の解決にも役立つことができた

 

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